オリジナル

現在では季節に関係なく、一年中どんなタイプのスイーツでも楽しむことができます。
例えば夏の主役であるかき氷やアイスクリームを、窓の外に降り積もる白い雪を眺めながら真冬に専門店で食べることもできます。
そうかと思えば、寒い冬に体を温めようと食べていたお汁粉やぜんざいを冷房がよく効いた甘味処や喫茶店でいただくこともできます。
スイーツに限らず、夏の野菜や果物などもビニールハウスで温栽培され、いつでも収穫が可能であり、「食べたいものを食べたいときに食べる」という新たな潮流が食の世界で構築されているのです。

それ以外にもこれまで知られていなかった海外の食材や、流通手段が確保されず非常に貴重とされていた食材なども、この数十年の技術進歩によって身近で親しみある食材となりました。
そしてそれらを使った新たな料理やスイーツが食卓に並ぶようになったのです。

パンケーキやかき氷といったスイーツ専門店でも、これまでの常識にとらわれない食材の組み合わせで進化を続ける新メニューが非常に話題となり人気を呼んでいます。
例えば、「パンプキンティラミスかき氷」といった、メニューの見間違いかと錯覚してしまいそうな素材同士の組み合わせに目を引かれ、興味をそそられるようなことがここ最近多くなったと感じないでしょうか。
スイーツの専門店に限らずレストランでも、これまで目や耳にしたことのない新たな言葉のメニューに新鮮さを覚えつつも、もはや正式名称でオーダーをすることを諦めてメニューを指差すという行為が半ば日常的になっていると感じずにはいられないという人も少なくないでしょう。

写真がない場合は、頭の中でそれらのビジュアルや味のイメージを膨らませて創造していく楽しみがあります。
そして実際に運ばれてきたときにイメージ通りか、まったく違っていたのか、その一皿に溢れ出るアイデアや企画を読み取ることもでき、感覚が研ぎ覚まされるのではないでしょうか。

また東京や大阪、そして仙台などに店舗を構える人気店「幸せのパンケーキ」のように、パンケーキになくてはならないバターやハチミツもメイプルシロップや国産の純粋なハチミツではなく、ニュージーランドのマヌカハニーを北海道産の新鮮な生乳を用いた芳香な発酵バターと組み合わせてふわふわのパンケーキに添えて食べるといった、ひと味もふた味も違う素材を用いて人気となるお店が続々とオープンをしています。
そのお店でしか味わうことのできないオリジナルのパンケーキを提供するなど、どんどん進化を遂げる専門店が増えており、新たなオリジナルのスイーツが日々生み出されているのです。